OLYMPUS PEN EE3
ペンEEシリ−ズの最終モデル

EEシリ−ズの最後
発売は昭和48年(1973年)5月。
これはペンEEシリ−ズの最後である。この後にペンEFが登場するが、実質的にはペンの最終モデルとなる。それだけに使い易いモデルであり、固定焦点なのが惜しい。レンズは28mmF3.5だから、初代ペンと同じレンズだと思うのだが、こちらのほうが写りは悪い。なんでと考えると固定焦点だからということしか思い浮かばない。初代は目測式である。
誰でも使えるということが目的だから贅沢もいえないが、まったく惜しい。

みのかんのPEN EE3
生まれて初めて買ったハ−フカメラがこのペンEE3である。忘れもしない月間カメラマンの「売りたし、買いたしコ−ナ−」に掲載されていたもの。5000円で出ていたので、往復はがきで連絡し、譲っていただいたものである。初めてのハ−フなのでとにかく面白かった。半分というのがとにかく不思議で、感動ものであった。
当時は現像もへただったし、希釈現像も微粒子現像も知らなかった頃であるから無理もないが、引き伸ばした六切プリントを見てがっかりした。あまりいい写りではなかったからである。
最近はカメラの特徴もつかみ、それに見合った使い方と現像をしているので、画質にはそれほど不満を感じないが、やはり同じ焦点距離と同じ明るさのレンズのついた初代ペンと比べてしまう。初代のレンズのほうが圧倒的にいいのだから、カメラというものはわからない。写ってなんぼの世界である。

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